Farfisa VIP345 メンテナンス5
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ルーペが似合いますねー。まさにオルガンのお医者さんです。
回路図と照らし合わせしながら各パートをチェック。やはりそう簡単にはいかないようです。
4時間くらい過ぎた頃、山本さん、落ち着いた声で一言「分かりました」。That's Cool!!
原因はパーカッション回路内ではなく電源回路の平滑コンデンサでした。2200uFのコンデンサ容量を測定すると0.16uF、つまり容量抜けです。これだけ容量抜けしてると各回路では充分な電圧が出ないはずなのですが回路図通りの電圧が出てたため、原因解明に時間がかかってしまったとのこと。
さっそく交換(2200uFのコンデンサがなかったため並列つなぎした合成コンデンサで対応)してテストした結果、パーカッションだけでなく以下5つの不具合も修復しました。すべての悪の根源は電源にありです^^;
(5)パーカッションのREPEAT/DECAYが効かない
(7)Syntheslalomが正常動作しない
(8)BASSアウトからの出力にノイズ→ビブラートバーをUPすると消える
(9)SPEC. EFFECTSのSHORT/LONGが効かない
(10)パーカッションボリュームを上げるとノイズ(ハムノイズ?)
あとは(4)ビブラートが効かない(6)ピアノ、ハープシコードONの時にBb5が鳴りっぱなし、の2つのみ。なんとか移転前には完成させたいものです。
※山本さんのルーペ、とても使いやすそうなので早速注文しました。
品名は「メガビューコンパクト」
Farfisa VIP345
→http://organ69.net/og034.shtml