Farfisa VIP345 メンテナンス6 Complete!

VIP345のメンテも大詰めです。まず、(4)ビブラートが効かない　からチェックします。ビブラート回路を見るといくつか電解コンデンサが使用されてます。電圧をチェックし怪しそうなコンデンサをピックアップ。テストすると１個の故障品、２個の劣化品が見つかりました。写真は交換修復後。

次に(6)ピアノ、ハープシコードONの時にBb5が鳴りっぱなし、の修復です。底面部を開けてBb5の接点回りをチェックします。

接点部は問題ないのでBb5のサステイン回路を調べます。各Key毎に小さな回路ボードが設置されており、そのボードを取り外して各部品をチェック。ここも電解コンデンサが故障してました。

次は、(3)Bass部のC#2〜G2の接触悪し、です。本体を逆さにすると全く音が出なくなることから、どこかの接点部の間隔が広がってると思われます。C#2〜G2の接点部をチェックしてみます。C#2へ信号を送るC2のOFF接点が接触不良でした。

最後にチューニングしてメンテ完了です。写真は今回交換した電子部品たち（テスト用に交換したものもあり）。カラフルなポップキャンディみたいですね。苦労しましたが、完成品を最初に演奏する時は至福の瞬間です。

近日中、商品アップいたします。

Farfisa VIP345
→http://organ69.net/og034.shtml