Yamaha YC-10 メンテナンス1
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電源は入るのですが音が全く出ません。ノイズも出ないので出力回路から順にチェックしていきます。音源回路に充分な電圧がかかってないことが原因のようです。電源回路を調べます。不良トランジスタを発見、交換してテスト。音出ましたが10分ほどでプツっと再び不音となりました。トランジスタを交換したことで、今まで通らなかった回路に信号が流れたため交換トランジスタ後の部品に影響を与えていたようです。劣化しかかってたんでしょうね。もうひとつ不良トランジスタ交換。安定しました。
次に動作をチェックしていきます。4'レバーON時にE3の音が出ません。断線ですね。修復します。しばらく音出しテストしているとBbとBの音にノイズ。チェックした結果、ICの故障でした。YC-10に使用されてるビンテージICは入手困難なため、以降の内部メンテはIC入手後ということにします。
これまでのメンテで交換した電子部品。
鍵盤周りのメンテをやっておきます。鍵盤下をクリーニング。
鍵盤裏のスイッチ部のプッシングクロスが劣化していたため全交換。
Key接点もクリーニング。最後にスタンド(脚)を蓋に収納するホルダーが欠品してたので自作して終了。
IC見つかるでしょうか?
→Yamaha YC-10