Farfisa Transicord Customized
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Farfisaのビンテージ電子アコーディオンTransicordです。形状はアコーディオンですが内部構造はFarfisa Compactオルガンとほぼ同じ。アコーディオン型コンボオルガンと言ったほうが近いかもしれません。CompactオルガンのKneeレバー機能を蛇腹で実現しています。音を出すには電源供給を兼ねた専用アンプが必要なのですが、本品は未付属のため本機のみで演奏可能なようにカスタマイズ(ACアダプター電源, 標準アウトプット装備)しました。アコーディオンプレイヤーの方には奏法そのままにビンテージコンボオルガンサウンドを提供、また平置きにすれば41鍵コンパクトサイズのファルフィッサオルガンとしてご利用できます。標準アウトを装備したことでエフェクターなど出音の加工も簡単ですね。
●商品ページ
→http://organ69.net/og057.shtml
●メンテナンス
分解します。

内部電圧は9Vですので、ACアダプター(DC9V)で稼働するように配線を改造。9ピン専用プラグをつながれて電源が二重供給にならないようにコネクター部の配線は全て取り外しておきます。電解コンデンサ交換。

ACアダプター、出力プラグを接続してテスト。電源ONが分かり易いようにLED設置。

電源LEDは目立つように正面旧9ピンコネクタの上、出力ジャックはエクスプレッションペダル用ジャックのあったところに設置(ペダル使用はほとんどないと考えました)。ACアダプタージャックはその上。

コード音の出音バランスが小さいので(MAXにしても)抵抗器をひとつ飛ばして音量アップしました。

鍵盤部3列接点の位置調整&クリーニング。

音源基板部の故障部品(トランジスタ)の交換。C音源基板をmini Compactのものと交換。全ての電解コンデンサ交換。440Hzでチューニング。

ベース&コードボタン部のメンテです。分解します。

接点ホルダーの補修。接点クリーニング。

その他、ベース音量調整、内部外部クリーニング、ボディの割れ補修、など。

●追加カスタマイズ(2016.12.9)
電源スイッチ設置

エクスプレッションペダル・ジャック設置

●デモ動画
2曲目はVIBRATOスイッチONでのデモ。基本的に蛇腹を引くと音量アップ・押すとダウンする仕様ですが、デモ最後のところでMULTI TONE BOOSTERスイッチをONにし蛇腹をトーンブースターとして使っています。パソコンのモニターだと低音部分が聴こえづらいのでヘッドフォンで聴くことをお勧めします。demo by yocci
※オルガン使用したデモ
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